上野 雄次

展示作品『バンブーハウス/暴走花いけ号の島田バージョン』

《設置場所》

大井川鐡道神尾駅 旧駅舎 (静岡県島田市神尾

《作品プラン》

 老朽化した旧駅舎に、地域に群生する竹を積層させた覆屋を設け、お茶室のようなトリップ空間へと変容させる。入口をくぐって竹の通路を辿ると、そこには異空間が現れる。正面には神尾山の荒々しい山肌とトンネルを見渡す独特の景観を望むことができ、非日常の体験を味わうことができる。
トンネルの隙間からは山の青々とした木々や空が見え隠れし、来訪者は心地よく誘導されながらホームへと辿ることができる。ホームの先端近くには、籠上に編んだ竹製ベンチを設置。そこに身を置いてみると、体全体を竹で覆われることとなり、まるで巣ごもりしているような落ち着いた感覚に包まれる。眼下には大井川の雄大な景色が広がり、特別な体験を持ち帰ることができる。
また、会期中の週末ごとにライブパフォーマンスやお茶かいなど様々な企画が実施される。
さらに、上野雄次のアートフェスティバルでは恒例となっている車と一体化しているオブジェ作品「暴走花いけ号の島田バージョン」を制作。東京と島田を行き来し、島田の街を走る路上パフォーマンス的作品も展開する。

作品イメージ
暴走花いけ号 島田バージョン

※会期中に3つのイベントを開催します。
➀3月13日(日)「川と竹の交響アクション」
②2月26日(日)「花いけ合戦 島田大会」
③2月27日(日)、3月20日(日)「バンブーハウスの花いけパフォーマンス」
詳細についてはイベントページをご覧ください。

上野 雄次 (Uji Ueno)

 1967年京都府生まれ。1988年偶然出会った勅使河原宏氏の展覧会と「創造行為というのは破壊がなければ生まれない」という言葉に衝撃を受け、華道を学び始める。国内の他、インドネシアやタイなどでも創作活動を展開。2005年より「はないけ」のライブパフォーマンスを開始。詩人、写真家、ミュージシャン、工芸家等とのコラボレーションも多数行っている。モノと花材を選び抜いて活けることで独自な「はないけ」の世界を築き続けている。創造と破壊を繰り返す予測不可能な展開は、各分野から熱烈な支持を得ている。

《CV》

1985年 鹿児島県立薩南工業高校建築科卒業

《展覧会等》

  • 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015
  • KENPOKU ART 茨城県北芸術祭2016
  • 著書:花いけの勘どころ―器と色と光でつくる、季節のいけばな(2019年)

《過去作品》