力五山

展示作品『渡る願い』

《設置場所》

●川越し街道 川会所(静岡県島田市河原1-13-10) 作品名「渡る願い」

●日切駅 日限地蔵尊通り沿いの各所(静岡県島田市島) 

作品名「表参道-願いをつなぐ-」(2021) ※再設置

《作品プラン》

 大井川の駿河と遠州で同時に展示。川越し街道における「渡る願い」の展示(駿河側)とともに日切駅から日限地蔵尊を結ぶ「表参道」の展示(遠州側)を行う。作家は駿河と遠州を往復しながら日限地蔵尊が地域の人々に信仰される姿に感銘を受ける。大井川橋、蓬莱橋の美しさと歴史的な重み、人々をつなぐ姿を感じる。
駿河と遠州の間の「願い」を渡す姿、橋への気概、人足たちの熱気や情緒を改めて表現。
川は隔たりをつくるものだが、逆に結びつきを強くするものなのかもしれない。

「表参道-願いをつなぐ」(2021)
*再設置

作品イメージ

作品イメージ


力五山 (RikiGoSan /Riki Kato 、Godai Watanabe、Shinichi Yamazaki)

 力五山(リキゴーサン) は、越後妻有アート トリエンナーレ2009出品を機に結成された、加藤力・渡辺五大・山崎真一の美術作家によるアー トプロジェクトユニット。
代表は加藤力。3人の名前 から力・五・山と それぞれ一文字ずつをとり命名。

 各々の作品性を維持しながらも三位一体 となり、アートを媒体として地域社会の活性化を目指す 「ゆるやかな共同体=協働体」である。 

 制作発表する場には、その地域の特有の環境があり人々の往来がある。
それらの様々な事柄を取り入れ、作品を通じて「物語」を紡ぎ出す。
各自の作品性を維持しながら、多様な表現手段を用いて活動している。

加藤 力(Riki KATO) 

1965 東京に生まれる
1991 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程修了 

芸術造形研究所勤務 臨床美術士

渡邉 五大(Godai WATANABE) 

1967 神奈川県生まれ
1990 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
1992 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程修了 

東京藝術大学美術学部美術教育研究室准教授 

山崎 真一(Shinichi YAMAZAKI) 

1964 神奈川県鎌倉市生まれ
1989 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1991 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程壁画専攻修了 

群馬県立女子大 美学美術史学科 教授

《略歴》

2009大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009 「還るところ」 (高倉集落 新潟県十日町市) 
2012大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012 「祭 ‒ 還るところ ‒ 」 (高倉集落 新潟県十日町市) 
2013瀬戸内国際芸術祭2013 「つなぐ」 (香川県丸亀市 本島)
2015つくる展 茅ヶ崎市美術館 「ちがさきチャリンコアートプロジェクト 」(神奈川茅ヶ崎市) 
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015 「つなぐ ‒ 還るところ ‒ 」 (高倉集落 新潟県十日町市)
2017奥能登国際芸術祭2017 「潮流 – ガチャポン交換器 – 」 (ラポルトすず 石川県珠洲市) 
小田原ビエンナーレ2017 「清閑亭アートプロジェクト@中庭 『塁』、@書間『つなぐ』(小田原邸園 清閑亭 神奈川小田原市)
2018大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018 「十日町高倉博物館 ‒ 還るところ ‒ 」 (高倉集落 新潟県十日町市) 
2019藤沢今昔・まちなかアートめぐり2019 「思い出の光 ‒ 還るところ ‒ 」 (神奈川藤沢市) 
2021UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川2021 「表山道 ‐願いをつなぐ」 (静岡県島田市)
奥能登国際芸術祭2020+ 「漂流記」(石川県珠洲市)

《過去作品》