展示作品『無人駅文庫 下泉』
《設置場所》
大井川鐵道 下泉駅ホーム
《作品プラン》
下泉駅にまつわる記憶、思い出、できごと──。
一見なにもない無人駅には、その周辺に住む人たちの人生や暮らしの足跡が積層している。
目には見えないけれど。
インタビューによって集められた「駅の記憶」それぞれを一編の小説として捉え、
そのあらすじを記した「無人駅文庫 文庫目録」を駅のホームに置く。
そのページをめくるときに浮かび上がり、再生されるシーンは
あなたに、どんな駅の風景を見せてくれるだろうか。
※無人駅文庫 文庫目録はお一人一冊ずつお持ち帰りになれます。
無人駅文庫 抜里駅(2020)
木村 健世 (Takeyo Kimura)
2001年アートユニット「フタボンコ」を結成、以降「まち」にさまざまなプログラムを挿入し、場を様々な角度から見つめながら「まちづくり一歩手前の行為としてのアート」を多数手がける。
2008年より個人名義で活動。近年は人の暮らしが紡ぐストーリーを聞き取りによって集め、場を文庫として捉える作品を展開している。
《CV》
- 多摩美術大学建築科 卒業
《略歴》
2001 | 「ある視点」(東京都渋谷区 代官山インスタレーション) |
2003 | 「ある視点・十日町編」(新潟県十日町市 越後妻有アートトリエンナーレ) |
2005-2006 | 「ココにある日常、ソコにある思い出・山口さんちの思い出」(山口県山口市 山口情報芸術センター/山口市広域) |
2006 | 「あなたのあかり」(新潟県十日町市 越後妻有アートトリエンナーレ) |
2007 | 「赤坂文庫」(東京都港区赤坂広域およびTBS社屋) |
2008 | 「Park ON AIR」(東京都杉並区 トロールの森2008) |
2009 | 「Earth ON AIR」(新潟県新潟市 水と土の芸術祭) |
2010 | 「墨東文庫」(東京都墨田区 墨東まち見世) |
2012 | 「墨東文庫Ⅱ」(東京都墨田区 墨東まち見世) |
2013-2015 | 「国立文庫」(東京都国立市広域) |
2018- | 「無人駅文庫」シリーズ(UNMANNED無人駅の芸術祭) |
《その他》
- 代官山インスタレーション2001グランプリ受賞