杉原 信幸 × 中村 綾花

展示作品『鹿ん帽と鹿舞』

《設置場所》

塩郷駅エリア 

三津間集落・石間家(静岡県榛原郡川根本町久野脇954

《作品プラン》

 川根本町の徳山には鹿の顔の帽子を被って舞う鹿ん舞がある。

川根本町の狩猟会の協力を仰ぎ、鹿の毛皮を鞣し、鹿の毛皮の帽子と、鹿皮の衣装を制作。空間には集めた古い着物を張りめぐらせ、祭りの舞台のような空間を作る。会期中には鹿の繁殖期の鳴き声の音源に合わせ即興の鹿舞を行い、古代の鹿ん舞の記憶を呼び覚ます。

※2/27(日)14:00~パフォーマンスを開催

※設置場所住所:川根本町久野脇954(三津間集落センター南側)

作品イメージ

杉原 信幸 × 中村 綾花 (Nobuyuki Sugihara x Ayaka Nakamura)

 生活と結びつく手仕事を行う帽子作家の中村綾花と美術家の杉原信幸のユニットです。土地の記憶の欠片を繋ぎ合わせることで、土地に宿っている形を造形化し、その創作行為から生まれる身体による即興の舞による儀式を行います。土地の文化を受け継ぎ、生活とアートが分けられる以前の豊かな精神性と身体性を蘇らせることで、生活と美しさのともにある文化を呼び覚まします。わたしを超えて、地が語り始めること、それこそが表現です。

杉原信幸|長野県に生まれ、東京で育つ
中村綾花|沖縄県に生まれ、松本で育つ
長野県大町市在住

《CV》

2021・はっちAIR2021/八戸ポータルミュージアム「はっち」/青森
・縄文巡礼2021/鶴田町歴史文化伝承館/青森
・大楠さんと源流祭2021/アートでたんぼ/香川
・襤褸の炬燵、ゆたん/高松アーティスト・イン・レジデンス2020/香川
・第17回まつしろ現代美術フェスティバル―路の記憶/長野
2020・ゆいぽーとAIR2020秋季招聘プログラム/新潟
・東海岸大地芸術祭2020/台東、台湾
2019・成龍湿地国際環境芸術祭2019/雲林/台湾
・紀の国トレイナート2019/和歌山

杉原 信幸(Nobuyuki Sugihara) 

《CV》

2007東京藝術大学大学院絵画科油画専攻修了

《展覧会等》

2021北アルプス国際芸術祭2020-21/長野県大町市
2020台湾ランタンフェスティバルin台中/台湾
2019・斜坡上的芸術節2019/林後四林平地森林園区/屏東/台湾
・麻豆糖業大地芸術祭トリエンナーレ/倒風内海故事館/台湾
・ONE DREAM/広島平和記念公園/広島
・飛生芸術祭2019/北海道
・笠岡諸島アートブリッジ2019/高島/岡山
2018・貝殻の舟/Greenレジデンス/マウマウギャラリー/レシフェ、ブラジル
・Forest Art Path –アートエコロジー/ダルムシュタット/ドイツ
・鱗の舟―花蓮、神話を紡ぐ/好地下芸術空間/ArtMeGo AIR/台湾
・遠野の里の物語/遠野小学校全校表現活動舞台美術/to know AIR/岩手
・關渡自然国際芸術祭/關渡自然公園/台北
・陽明山竹子湖国際環境藝術蓪草再生計画2018/台北
2017・貝殻の舟―シラヤ、神話を紡ぐ/AIR in Tainan/総爺国際芸術村/台湾
・六甲ミーツ・アート2017/六甲高山植物園/兵庫
・北アルプス国際芸術祭2017/大町市/長野
2016瀬戸内国際芸術祭2016/Soko Labo/粟島海洋記念館/香川
2010-21信濃の国 原始感覚美術祭/長野

《その他》

2019ACC(アジアン・カルチュラル・カウンシル)のフェローシップで8か月間の台湾原住民文化リサーチを行う。
2019Fresh Windsアートビエンナーレと北欧の船葬墓リサーチ/スカンジナビア・ニッポンササカワ財団助成/アイスランド、ノルウェー、デンマーク
2017ストーンサークルフィールドワーク/損保ジャパン日本興亜「SOMPO アート・ファンド」助成/SU-EN舞踏カンパニーハグランドスクール20周年記念作品/アイルランド、UK、スウェーデン
2016・NPO 法人原始感覚舎設立。理事長。
・ストーンプロジェクトとストーンシップフィールドワーク/スカンジナビア・ニッポンササカワ財団助成/Köttinspektionenアートスペース/スウェーデン

中村 綾花(Ayaka Nakamura) 

《CV》

2004信州大学 農学部 卒業
2008-17苺農家を経て帽子作家

《展覧会等》

2020・The Art of Transformation/国立台湾工藝文化館/南投/台湾
・台東工芸材質再生プロジェクト/台東美術館/台東/台湾
2019工芸の庭/長野
2018クラフトフェアまつもと/あがたの森/長野
2018-19まつしろ現代美術フェスティバル/長野
2016-21信濃の国 原始感覚美術祭/長野

《過去作品》