※このイベントは終了しました。
当芸術祭5回目となる今回は川越し街道を新たなエリアに加え、我々の生活の根底を流れる大井川に芸術祭としてより深く向き合っていく表明を兼ね、プレイベントを開催します。
プレイベントでは、民俗学者であり舞踏作家である森繁哉氏による「奉納神事・大地言祝ぎ」の舞踏をメインとし、山と川の恵みに拠って成り立ってきた大井川流域の暮らし、人の安寧と、その恵みを抱える大地の礼賛を告げます。
東西を行きかう人々の交流の要所であり、赤石山脈より180キロの急流を南北に流れ落ちる大井川は源流部が赤石に閉じられ流域が静岡県内にのみにとどまるという特異な河川。交流と断絶と境界の大井川に芸術祭としてより向き合い、土地の力、人々の力をアートを媒介にあらわします。
プレイベント開催概要
《会期》
2021年12月25日(土)-26日(日)【2日間】
※作品鑑賞は10時~16時
《会場》
大井川・川越し街道(島田市)
※鑑賞無料
《助成》
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
《参加アーティスト》
小山真徳・小鷹拓郎・夏池篤+山本直・森繁哉+巫座+呪文座
《概要PDF》
レセプション(式典)
《会期》
2021年12月25日(土)
13時30分開会(受付13時より)
15時閉会予定
《会場》
大井川・川越し街道 川会所(静岡県島田市河原1丁目13−10)
《内容》
「奉納神事 開所(ひらく)の儀/森繁哉、巫座」
民俗学者であり舞踏作家である森繁哉及び巫座による舞踏。山と川の恵みに拠って成り立ってきた大井川流域の暮らし、人の安寧と、その恵みを抱える大地の礼賛を告げる。
「直会 寿ぎ(ことほぎ)の宴/森繁哉、巫座、呪文座」
大地より受け渡された神言を、暮らしの人々が歌と踊りを鑑賞しつつ祝い、生命の新たな復興を祈念する「生命劇」の宴
森繁哉(民族学者・舞踏家)
1947年山形県出身 山形県在住 民俗学者 舞踊作家 「巫座」代表。東北芸術工科大学教授、田園学舎学長歴任後、作家活動に入る。日本古来の身体技法を現代芸術に昇華した数多くの舞台作品で、現代日本の最高の舞踏スタイルを確立したとして、フランス、ドイツなどに招聘される。インタークロス賞など受賞歴多数。著書「生命と舞踏」など多数。
アーティスト&作品
小山真徳「タイトル(未)」
【設置場所:仲間の宿】
旅人の視点を軸に制作。「よそ者」として訪れた土地において、生活者が普段見出すことのない置き去りにされたものたちに深い共感を寄せる。
小鷹拓郎(映像作品)「インドネシア人技能実習生、河童の狩猟方法を学ぶ」
【設置場所:十番宿】
2021年発表作品の再上映。インドネシア人技能実習生、猟友会、笹間神楽保存会と共に、コロナワクチンとして効能が確認された「河童」の狩猟を試みるドキュメンタリー映画。
夏池篤+山本直「続々川狩りCleaning & Reusing」
【設置場所:街道内の空き地】
2019年「続・川狩り」(筏流し)を発表。今回は流れ着いた材木を陸揚げし、建物に変えていくプロセスを作品化する。
力五山「タイトル(未)」
【設置場所:街道全体】
加藤力・渡辺五大・山崎真一の美術作家によるアートプロジェクトユニット。各々の作品性を維持しながらも三位一体 となりアートを媒体として地域社会の活性化を目指す 「ゆるやかな共同体=協働体」である。